開元院の歴史


鷹巣山開元院の歴史

室町時代前期の1439年(永享11年)に、時の鶴ヶ城城主土岐頼元公が、平岩の地への鷹狩りの途中で 巨木繁る山中で庵を結び座禅修行に励む禅僧に出会い、和尚に豊かな人間性を感じた。
頼元は自らが先祖と仰ぐ土岐頼貞公と、土岐氏一族の菩提を弔う寺の建立を思い立ち 「土地百丁歩、青銅六百貫」を寄進し、四年の歳月をかけて七堂伽藍を建立した
。 自らは開基となり、山中で逢った和尚(月泉性印)を開山(初代住職)に迎え、鷹狩りの因縁に因み、新築なった寺に「鷹巣山」と山号し、 頼元が開いた寺「開元院」と寺号を命名した。

頼元公より九才若い月泉和尚は、住職としての職務に専念する傍ら、弟子の養成にも力を傾け、五哲と呼ばれる愛弟子が、 広い境内にそれぞれ塔頭(たっちゅう)庵を建て、開元院を護持した。
その勢力は現在の恵那市郡に迄及び、東濃地方に於け曹洞宗の本寺としての基盤を築いたのである。













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