開元院の由来


鷹巣山開元院の由来

旧中仙道平岩から細久手宿へ行く平岩集落のほぼ中ほど、ひっそりとたたずむ曹洞宗鷹巣山開元院……
室町初期、1439年(永享11年)鶴ヶ城城主土岐頼元によって創建されました。
当時深山幽谷であった現在の地鷹狩をなし、御開山月泉性印大和尚に会う機会を得て、 大和尚に信仰の念を抱き、土地百丁歩、青銅六百貫を寄進し、永享11年に寺を建立したのです。 この二人に出会に因み鷹巣山開元院と号し現在に及んでいます

御開山月泉正印禅師は洛陽宮族大江氏の子として生まれ、母は鞍馬の多聞天を信仰され、立派な御子の誕生を 祈願されました。
生まれた御子は左の手を硬く握っており、21日過ぎてこの手を開くと中から毘沙門尊天の金像が出てきました。
これは現在当山の守り本尊仏となっています。 以来頼元は開其として当院の護持に専念し御開山をわが師と仰ぎ領地の平定に精進しました。

御本尊の聖観世音菩薩坐像は寄木造りで岐阜県の重要文化財の指定を受けています。
土地の人の深い信仰を集め現在は東海自然歩道の沿線にあるお寺として親しまれ、憩いの地として今日に至っています。










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